Excel データベース関数: DAVERAGE と DSUM

Excel 2010では、データベース関数の実行や数式適用のためのデータベーステーブルを作成できます。Excel 2010は様々なデータベース関数を継承しており、特定のデータベースからデータを調整できます。必要なのは、プライマリフィールドを選択し、特定の条件を適用してデータベースから特定のコンテンツを抽出することだけです。DAVERAGE関数DSUM関数は、指定された条件に基づいてデータベースの値の平均値と合計値を求めるために使用されます。

Excel 2010を起動し、DAVERAGE関数とDSUM関数を適用するスプレッドシートを開きます。説明のために、名前、コース、点数、成績、ステータスのフィールドを含むデータベーステーブルを用意しました。

Excel データベース関数: DAVERAGE と DSUM

この表には、それぞれ異なるコースを履修した合計10人の学生がいます。59点未満の点数を除く、学生の平均点と合計点数を計算します。そのためには、まず基準テーブルを作成し、次に同じスプレッドシートに結果値を表示するためのラベルを作成します(下のスクリーンショットを参照)。基準テーブルのラベルは、データベーステーブルと同じラベル(名前点数)にする必要があります。

Excel データベース関数: DAVERAGE と DSUM

ここで、59 を超える点数を獲得したすべての学生の平均を調べるために、DAVERAGE 関数を使用します。

DAVERAGE 関数の構文は次のとおりです。

=DAVERAGE(データベース,フィールド,条件)

引数のデータベース、データベースとしてみなされるテーブルの場所を参照し、2 番目の引数フィールドは、条件を定義したフィールド/列の数を参照し、最後の引数は、直接定義された条件、または条件が定義されているテーブルの場所を参照します。

この関数は次のように記述します。

=DAVERAGE(B1:F26,3,J2:K3)

関数の引数B1:F26はデータベーステーブルの位置を指し、3はデータベーステーブル内のフィールド/列番号(Name、Course、Marks)です。Marksテーブルの値が定義済みの基準を満たしているか確認するためです。最後の引数J2:K3は基準テーブルを参照します。これにより、以下のスクリーンショットに示すように、学生の得点(59点以上)の平均点が算出されます。

Excel データベース関数: DAVERAGE と DSUM

DSUM関数を使って点数の合計を計算してみましょう。関数名がDSUMに変わる以外は、構文は全く同じです。この関数は以下のように記述します。

=DSUM(B1:F26,3,J2:K3)

コースに合格したすべての学生(獲得点数が 59 点以上)の合計が算出されます。

Excel データベース関数: DAVERAGE と DSUM

特定の生徒の平均と合計を知りたい場合は、基準テーブルに生徒の名前を入力するだけで、対応する結果がすぐに表示されます。

Excel データベース関数: DAVERAGE と DSUM

また、以前にレビューした Excel 関数、DCOUNT、 ISTEXT、ISNUMBER、論理関数、INFO、SUMSQDOLLARSUMPRODUCTSUMIFCOUNTIFVLOOKUPHLOOKUPPMTLENも確認できます

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